娘・今雨子・9歳になります。 | Inside Edge 

娘・今雨子・9歳になります。

9年前の今日今ごろ、私は小田急沿線にある某私立T大学病院の産婦人科ベッドで、いつまでたってもピークを迎えない陣痛に不安になっていた。
なかなか進まないお産に、陣痛誘発剤はもちろん左右の腕に5,6本の筋肉弛緩剤を筋注されて…
いつになったら陣痛のピークが来るのか、痛みで我を忘れて叫んだり、目がかすんで人の顔がダブって見えるようになるのは…いつだろう???とそんなことを考えながら…でも結局そうなる前に、出る時はすんなりと、出て来てくれた。
彼女が生まれたのは、夜の9時頃だった。

主人が初めて彼女を抱っこしたのは、この直後…助産婦さんの証言によると“フットボールをキャッチするように”両手をそろえて抱きかかえたとか…。

主人が名づけた今雨子(きょうこ)…よく名前の由来について問われる。特に漢字について…。
お腹にいてまだ性別もわからないうちから、主人が呼んでいた名前なのだけど、「雨降って地かたまる」「恵みの雨」「二人のデートや大事な日はいつも雨だったから」というのは後から付いて来た理由で、実は、単に主人が小泉今日子のファンだったから…なんて娘には言わずに黙っておこう。
漢字を一文字変えたのは、ひねくれ者Momのささやかな抵抗。
それより24年程前さかのぼって…、同じような事をしたMomのMom…今雨子のおばあちゃん。
こちらは、父親のXガールフレンドの名前だったから、同じ漢字を避けるために母がとった手段は、ひらがなに、子だけ漢字で登録…。
時代は繰り返す?のである。